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根本 研究室

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根本 研究室

研究者情報

 

 

研究室概要

 高齢者のサクセスフルエイジングを実現するために、地域のステークホルダー(住民、行政、民間企業)の方々と連携したまちづくり研究を行っております。また、海外研究機関との長期縦断データを用いた身体活動研究や民間フィットネスクラブとの共同研究によるアプリケーションの開発等も行っております。

 

 

主な研究活動

1.まちづくり研究

 神奈川県川崎市多摩区において、2016年~2019年まで多世代交流を促す地域介入研究を実施しました。具体的には、地域の協議体の設置、多世代ボランティアの養成、多世代あいさつ運動の促進、多世代交流の場の開設をし、地域全体のソーシャルキャピタル(社会的信頼、互酬性の規範)を向上することができました。

 現在は基盤研究(B)の助成を受けて、山梨県都留市において、心身機能低下者の通いの場参加を促し、健康格差を縮小するための地域介入研究を実施しております。その他にも、科学研究費補助金および民間助成金を活用し、山梨県都留市の65歳以上の高齢者を対象とした郵送調査および総合的健診を継続的に実施しており、地域在住高齢者の健康づくりに資するエビデンス創出に努めております。

主な研究業績

学術論文

  • Nemoto Y, Nonaka K, Kuraoka M, Murayama S, Tanaka M, Matsunaga H, Murayama H, Kobayashi E, Inaba Y, Watanabe S, Maruo K, Fujiwara Y. Effects of intergenerational contact on social capital in community-dwelling adults aged 25–84 years: A non-randomized community-based intervention. BMC Public Health. 22, 1815, 2022. DOI: doi.org/10.1186/s12889-022-14205-6

受賞

  • 第82回日本公衆衛生学会総会,最優秀口演賞.地域在住高齢者における身体活動と認知症発症との関連:多時点観察データを用いた検討.2023.WEB記事:https://www.kuhs.ac.jp/shi/news/details_02276.html

 

2.身体活動の経年変化パターンによる健康影響および規定要因の検討

 国際共同研究加速基金(A)および特別研究員奨励費の助成を受けて、クイーンズランド大学(オーストラリア)との共同研究を実施しております。本プロジェクトではThe Australian Longitudinal Study on Women’s Health (https://alswh.org.au/)のデータを活用して、ライフコース疫学の観点から、健康行動の長期的影響について多面的に検討しております。

主な研究業績

学術論文

受賞

  • ASPA 2023 Conference, ASPA Overall Award. Trajectories of physical activity and physical function among older women: Data from the Australian Longitudinal Study on Women's Health. 2023. WEB記事:https://www.kuhs.ac.jp/shi/news/details_02351.html

 

3.民間フィットネスクラブ会員の退会抑制策の構築

 株式会社プロフィットジャパンとの共同研究により、民間フィットネスクラブ新規会員の退会確率を推定する予測モデルおよびアプリケーションを作成し、特許を取得しました。現在は、開発した予測モデルの更新およびアプリケーションの普及を行っております。

主な研究業績

学術論文

  • 根本裕太,菊賀信雅,澤田亨,松下宗洋,丸藤祐子,渡邊夏海,橋本有子,中田由夫,福島教照,井上茂.フィットネスクラブの新規会員における早期退会リスクを推定するモデルの開発.『体力科学』,71巻5号,pp.431-441,2022.DOI: https://doi.org/10.7600/jspfsm.71.431

受賞

  • 日本生涯スポーツ学会第22回大会,奨励賞.民間フィットネスクラブ新規会員における退会予測因子の特定および予測モデルの構築.2020.

 

 

受験生へのメッセージ

 自治体・企業や海外研究機関との共同研究を通じて幅広い研究テーマに取り組んでおります。受験生の方々が希望する多様な研究テーマを実施する研究環境の提供および指導が可能ですので、一緒に研究をしてみたいという方は、是非ご連絡ください。

 

 

 

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