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肥満の遺伝学的リスクスコアと食事・運動介入プログラムの効果に関する4者間共同研究の開始

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神奈川県立がんセンター(神奈川県横浜市、中山治彦総長)と神奈川県立保健福祉大学(神奈川県横須賀市、大谷泰夫理事長)、生活習慣病予防及び健康寿命延伸に資するサービス及び商品開発を協業で行っている RIZAP グループ株式会社のグループ会社である RIZAP 株式会社(東京都新宿区、瀬戸健代表取締役社長)及びジェノプランジャパン株式会社(福岡県福岡市、小島直樹代表取締役)の4者による肥満に関連した遺伝学的リスクスコアと食事・運動介入プログラムの効果との関連を解明するための共同研究がスタートしました。
本共同研究では、過去に RIZAP で食事・運動介入プログラムの提供を受けたことのある方を対象に、人がそれぞれ生まれながらにして持つ遺伝子の中でも個人差がある SNPs(一塩基多型)と呼ばれる部位のうち、BMI(肥満)に関連した SNPs を調べます。この SNPs から 遺伝学的リスクスコア、つまり遺伝子からわかる肥満へのなりやすさ(体質)を計算します。この遺伝学的リスクスコアと RIZAP で受けたプログラムの効果やプログラム終了後の健康状態との関連を明らかにすることで、より一人ひとりの体質に合わせたプログラムの個別化、 ひいてはテーラーメイドな肥満改善、肥満予防介入を実現することを目指しています。肥満は、がんをはじめとする多くの生活習慣病の原因や予後に悪影響を及ぼすため、本研究の成果は 健康寿命の延伸に寄与することが期待されます。
本研究の成果は、2021年度中に学術成果として結果の公表を予定しています。

問合せ先

地方独立行政法人 神奈川県立病院機構
神奈川県立がんセンター
がん予防・情報学部:成松宏人
電話:045-520-2222(代)

 

公立大学法人神奈川県立保健福祉大学大学院
ヘルスイノベーションスクール担当部長 佐藤智洋
電話 044-589-3312

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